神戸・垂水の本屋「流泉書房」は絵本読み聞かせや作家直筆サイン本が人気

2024年12月26日2024年12月27日

神戸・垂水にある流泉書房は、絵本読み聞かせや作家直筆サイン本が人気の本屋。子どもから大人まで楽しめて、地域との絆を深める場所として多くの人々に親しまれています。

流泉書房は垂水センター街のアーケード内にある、地域密着型の本屋さんです。一方、作家の直筆サイン入り本はネットを通じて日本各地のブックファンに届けています。

子ども向けでは、絵本や知育玩具、小中学生向けの小説や図鑑、参考書はもちろん、公文教科書まで幅広い商品を取りそろえています。毎週開催される絵本の読み聞かせイベントが人気です。

大人向けには、ミステリーやＳＦ関連が充実する文庫本や神戸の作家本コーナーも。そして、珍しい神戸ノートや絵葉書も販売しており、幅広い世代の顧客から支持されています。では一つずつ紹介します。

子ども向けの本が充実

流泉書房は有名絵本作家の定番作品に加え、季節にちなんだ作品や読み聞かせで好評だった作品を集めた特設コーナーも充実しています。スタッフが購入相談に応じてくれるため、プレゼント選びにも安心です。知育玩具も置いているので、併せて選んでみては。

小学生向けには、人気小説や児童書、学習ドリル、公文の教科書、小中学生用の図鑑などがそろい、中学生向けには、歴史ものや学習漫画、参考書、英検教材も取り扱っています。

また、神戸市内の公立小中学校で使っている全ての教科書も販売しており、うっかり失くした際の急な買い替えにも対応可能です。塾の先生も利用していることから信頼性がうかがえます。

子どもたちによる絵本読み聞かせイベント

毎週金曜日午後5時15分から開催される、流泉書房の人気イベントです。

本に囲まれたアットホームな空間で、幼稚園児から小学校高学年までの子どもたちが交代で読み手を務める自由な形式が特徴です。自分の本を持ち寄ったり、お店にある本を読んだりし、店主は絵本をめくる役です。時には卒業した子や社会人になって訪れるOBも飛び入りします。垂水周辺のいろいろな学校から参加して来るので、保護者や子どもたちの交流の機会になっています。

また、絵本コーナーには高畠純（たかばたけじゅん）さんや明石在住のたなかしんさんがライブペインティングで描いた作品が飾られ、遊び心をかきたててくれます。

大人向けのコーナーはミステリーやＳＦ作品が充実

文庫本の棚の４分の１は国内外のミステリーやＳＦ作品が占めています。詳しいスタッフが選んでいて、とても充実しています。

趣味やビジネス書、旅行ガイド本も幅広くそろえ、中でも天体観測に関する書籍が充実しています。

新刊やベストセラー情報も見やすい形で提供され、書棚の壁には「今週の文庫ベスト５」が掲示されています。地元作家の、筒井康隆さん、大竹英洋さん（写真家）、高嶋哲夫さんなどの作品を集めた特設棚もあります。

神戸ノートや垂水の絵ハガキなど地域限定グッズ

神戸ノートは関西ノート（長田区）が1952年から製造していて、地域の風景が描かれた表紙が特徴。そのミニチュア版のメモ帳、付箋などのグッズも販売しています。また、垂水の昔の写真を使った絵ハガキもおすすめです。垂水にある絵葉書資料館（垂水区歌敷山　https://www.ehagaki.org/）から、昔の垂水が映っている絵はがきを取り寄せています。